書評

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奥深き絵本の世界

本日、西南女学院大学にて「絵本づくりの現場から」と題した講義を担当させていただいた。 【認定絵本士養成講座】という絵本の専門士を育てる講座の一環で、九州では西南女学院大がはじめての実施校。 保育科に通う保育士の卵の方々への講義という...
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神在月

ほぼ皆既の部分月食に沸いた昨日。 みなさんはご覧になられましたか? さて、そんなわけで(?)10月の別称「神無月」。 全国の神様が出雲大社に集まるため、全国的には「神無月」ですが、出雲では「神在月」といわれています。 今年は旧暦...
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疫病からのStand Up & Fight

10万人から3万人へ。 この数字が意味するところはなんだろうか。 正解は、経済的混乱とペストによって減少した、14世紀のイタリアの都市・フィレンツェの人口である。 交易が盛んになり、商人たちの移動が「グローバル化」した14世紀。ペ...
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日本のなかのリトルインド

弊社近辺のインド料理屋の密集度は尋常じゃないように思うが、それにしても福岡はインドカレー屋が多い。郊外に行っても、通り沿いにインドカレー屋がしばしば登場したりするもんだから、福岡の人はどれだけインドカレー好きなんだとも思うし、そんなにインドの方がたくさん福岡に住んでいるものなのかと驚く。さすがはアジアの国際都市というべきか。
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コロナ太りVSコロナ痩せ

この度、梓書院がある福岡県でも2度目の緊急事態宣言が発令された。 その是非や内容についてはここでは語らないが、前回の緊急事態宣言中に起こった変化について触れてみようと思う。 その変化とは、ズバリ「コロナ痩せ」。 「自粛期間中に...
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愛飲家へ贈るプレゼント

気が付いたら、クリスマスが今年もやってきている今日この頃。 今年はニューヨークのクリスマスツリー点灯式も現物客0で行われ、今後の見物も人数制限を行うという。いつものクリスマス、というものがどんなものかよくわからない気もするが、今年は例年通...
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灼熱の時代

人生には、気力・体力が充実しきった灼熱の季節があるという。 一瞬で過ぎ去るこの灼熱の時に、なにかに打ち込めることは幸運なことなのかもしれない。 先日、コロナ禍のなか、数々の歴史的ファイトが繰り広げられたボクシングの殿堂・ラスベガスは...
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フォルモサとリップンチェンシン

台湾が好きだ。 福岡から飛行機でわずか2~3時間。 紺碧の海に浮かぶ、緑豊かな美しい島が姿を現す。 桃園空港から中心地の台北までは、高速鉄道が直結。 車窓から亜熱帯の植生と、日本とはどことなく趣のことなる市街地を眺めていると、一...
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葉っぱは飲み物

先日、年に一度の大イベント「棚卸」を行った。 棚卸については、先週アップされた「新人のつぶやき💪」をご覧いただきたいが、今回は数年前の倉庫のお引越しで発掘した本の書評を掲載してみたいと思った次第。 平井小糸『...
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戦後75年目のバトン

今年で終戦から75年を迎える。 今回紹介するのは、いまから5年前、戦後70年の特集として放送されたNHKスペシャル「アニメドキュメント あの日、僕らは戦場で~少年兵の告白~」制作の取材記をまとめた一冊である。 NHKスペシャ...