7,500倍の都市

書評

日本で初めて鉄道が敷設された都市はどこか?!

 

 

ドドンドドンドン!

 

横浜!

 

 

 

日本初のビール工場が作られた都市はどこか?!

 

 

 

ドドンドドンドン!

 

キリンホールディングスHPより(https://www.kirinholdings.com/jp/profile/history/1885_1949/)

横浜!

 

 

 

日本で初めてガス灯が建てられた都市はどこか?!

 

 

ドドンドドンドン!

 

外国人居留地に立つガス灯(横浜開港資料館所蔵彩色写真)

 

横浜!

 

 

 

日本で初めて外国人商人が開業した都市はどこか?!

 

 

ドドンドドンドン!

 

横浜市中に於て外国人生糸を見分る図(半山直水画 明治期)

 

横浜!

 

……というわけで、数々の「日本初」を持つ国際港湾都市・横浜。
先日の出張で初めて訪れ、その特異性に魅了されたもので、
今回は横浜で仕入れた本をご紹介。

松沢成文『横浜を拓いた男たち 破天荒力』(2019年、有隣堂)

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90余戸、人口わずか500人程度の寒村から、約375万人がひしめく国際都市へ。160年間の人口伸び率、およそ750,000%(7,500倍)。明治維新時から現代までの日本全体の人口伸び率が380%ほどであるから、日本一の成長を遂げた都市と言っても過言ではないだろう。その都市の名は横浜。急成長の発端は言わずもがな、黒船来航による横浜開港であった。

ペリー提督の来航、ハリス総領事の条約締結。これらは、「アメリカの恫喝外交で強引に開国を迫った」といったネガティブな語られ方をしてきた。昨今では、日本側も開国要求に対して果敢に粘り強く交渉をしたといった再評価もされている一方、ペリーとハリスの人物像や開港の恩恵についてはあまり語られていない。本書では、ペリー、ハリスらの開港交渉を丁寧に紐解くことからはじまり、横浜を国際的な港湾都市に発展させた、7人の偉人たちについて語られている。

「横浜ことはじめ」と言われるように、数々の「日本初」が誕生した横浜。その背景には、国際港としての性格だけでなく、「前人未踏の境地を切り開く」、まさに「破天荒な力」を持った偉人達の存在があった。痛快な歴史読み物として楽しみながら、破天荒な偉人達からビジネスの極意も学べる一冊。

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横浜といえばみなさん、何を思い浮かべるだろうか?
ちなみに今回の横浜出張で、個人的に一番楽しみにしていたのは…

サンマーメン?

 

崎陽軒のシウマイ??

 

否!

 

有隣堂ブッコローである!!

 

とても攻めたYouTubeチャンネルが評判の有隣堂。



憧れの有隣堂に踏み入り、
念願のブッコロー人形を手に入れてご満悦な横浜出張でした。

有隣堂さんには遠く及ばないものの、
梓書院も地道にYouTubeチャンネル更新しておりますので、
よかったら覗いていってみてくださいませ……!

 

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