こんにちは。
このところ天気の崩れる日がチラホラ現れ始め、ぼちぼち梅雨が近づいているのかしら、雨は嫌いじゃないけど雨が続くのは少し苦手なのよねと思い始めている私です。
今回はそんな雨のイメージがちらつく五月についてのつぶやき。
とても個人的な所感ですが、五月にはどこかしとしとした、若干の”鬱々さ”があるようなイメージがあります。恐らく、それは梅雨の入り口としてのイメージがただ私の中で強いだけなのだと思うのですが、ふと、「そういえば”五月”ってつく単語って多いような」ということに思い当たりました。
気になるとすぐ検索してしまう私。
「五月 関係する言葉」で検索。
すぐにたくさんヒット。
五月人形(ごがつにんぎょう)、五月幟(ごがつのぼり)、五月鯉(ごがつごい)、五月雨(さみだれ)、五月晴れ(さつきばれ)、五月躑躅(さつきつつじ)、五月蠅い(うるさい)…。
思ってた以上にたくさんあった。ほうほう。
そうそう、”さみだれ”って言葉の響き、とても好きなのよね。
なんて見ていたら、少し気になる文章が。
『5月といえば晴れる日が多く、すがすがしいといった印象がありますが、旧暦の5月は現在の梅雨の時期にあたります。
つまり、旧暦が使われていたころの5月は、雨の季節だったのです。
「五月晴れ」という言葉は、現在はすっきりとした5月の晴れ模様に使われますが、旧暦が使われていたころは梅雨の晴れ間を表す言葉でした。
この言葉からも、昔の人々の5月のイメージが今とは違っていたことがわかると思います。』
(「2020/05/07 11:54 ウェザーニュース」より引用)
なに?
五月は晴れる日が多い…?
そうだっけ、と思い、この2週間をざっと振り返る私。
…確かに晴れの日の方が多いような。気持ちいい快晴の中に時々少し肌寒い雨の日が混ざるから、印象が強くなっていたのかも…?
でもそれなら六月の方が雨の印象が強いはずだけど、
六月に対しては五月ほどの雨のイメージがない。(あくまで私の感覚ではあるのだけど)
祝日がない月、というイメージが強い…。
謎に悶々としながら他のサイトに移動し、五月の異名について眺めていたら、
はたと気づきました。
五月って、雨と関係する言葉が多いのだわ。
雨月(うげつ)、梅月(ばいげつ)、五月雨月(さみだれづき)に、月不見月(つきみずづき)。
これらはどれも五月のことで、かつ梅雨であること、雨が多いことが由来。
対して六月の異名は水無月、涼暮月(すずくれづき)、蝉羽月(せみのはつき)、鳴神月(なるかみづき)、エトセトラ。
梅雨を越した夏らしい由来のものがほとんど。
…もしかして、言葉のイメージが私の中の五月のイメージに影響を与えていたのかしら。
なんとなく、ストンと腑に落ちました。
もう一度、最初のサイトに戻り、引用した部分の文章を見返します。
『昔の人々の5月のイメージが今とは違っていたことがわかると思います。』
…どうやら私は旧暦の五月を生きていたのね。
いくら文字のことが好きでも、少しはアウトドアになって、現代の五月を生きなきゃ…。
なんて、少し自分に驚いた(というか呆れた)私でした。
最近は”五月”が付く言葉といえば「五月病」をよく聞く気がします。
もしかすると「五月病に気をつけなきゃ…」と思う方が、そちらに引っ張られてしまうのかも。
思い悩みそうになったら、五月晴れの空をぽけーっと眺めてみては?
ではでは。