こんにちは。
ようやく長い梅雨が明け、「雨でびしょびしょになる季節は終わった…これで自転車通勤が楽になるぞ!」と思っていたのに、今度は汗でびしょびしょになるようになった梓の新人です。
本日はこの夏、梓にやってきた新たな仲間たちのご紹介を。
彼らが現れたのは7月上旬のこと。
梓のベランダでこの春あたりから育て始めたレモンの木に、
彼らはやってきました。
ある日、いつものようにレモンの木に水をあげていた梓スタッフ。
そこでふと、葉っぱとは違う、緑色の彼らを発見したのです…。
なんと、レモンの葉をモリモリ食べる
アゲハ蝶の幼虫たちがいらっしゃるではありませんか!
その数、10匹ほど。
このままではレモンの葉がすべて食べつくされてしまう…!
ということで、急遽虫好きな梓の新人が幼虫たちを持ち帰り、
別の梓スタッフさんのお家に生えているキンカンの葉をいただいて育てることになりました。
偶然にも数日前に「風の谷のナウシカ」を見ていた新人。
もう気分はナウシカです。
「大丈夫、怖くない…」なんて言いながら虫かごを掃除したり、
葉っぱをモリモリ食べる幼虫たちを眺めて、気づけば1時間…なんてことも。
それから数日後、
とうとう蛹に!!
あとは、ハチやハエに寄生されてないことを祈って
10~14日ほど待つだけ。
持ち帰った10匹中、5匹が同時期に蛹になり、
残り5匹はまだまだ小さかったので羽化を待つ間はこのおチビたちの世話を。
おチビ幼虫。
よく知られている緑色のアゲハの幼虫は、蛹になる直前くらいの状態。
緑になるまでは黒く、鳥の糞に擬態しています。
そしてようやく待ちに待った・・・
羽化の時が!
どうしても羽化の瞬間を見たかった新人。
羽化は日が昇り始めた頃からはじまるので、
申し訳ないながら、ベランダに出していた蛹の入った虫かごを夜中に部屋へ収納。
日の出と勘違いさせて羽化の撮影を試みました。
しかし。
見事爆睡。
ハッと目を覚ますと、すでに羽化して羽を乾かしているアゲハさんが…。
とはいえ立派に育ったアゲハさんを見て、一安心。
子どものころ育てた時よりも、大人になって育てた今のほうが楽しいかもしれない、
なんて思いながら「森へおかえり…」とリリースしました。
その後、蛹になっていた子たちは次々と無事に巣立ち。
今はおチビだった子たちが蛹になっています。
そろそろお世話も終わりが見えてきたかな…と思っていた矢先。
レモンの木に新たなる卵が…。
さらに新たなるチビ幼虫たちも10匹ほど確認…。
まだまだ新人のナウシカな日々は終わらないようです。
昨年は「天気の子」に触発されて豆苗を育て、
今年は「ナウシカ」を見た後にアゲハ蝶の幼虫を育て…。
何かしら、夏は映画とご縁があるようです。
ではでは、今日もアゲハの幼虫を王蟲のように愛でる新人でした。