【イベントレポート】『やすむ勇気・やすませる勇気 不登校だった僕を救った2つの勇気』の著者、塩生好紀氏の講演会が開催されました!

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本日、『やすむ勇気・やすませる勇気 不登校だった僕を救った2つの勇気』の著者である、株式会社NewSupport 代表取締役 塩生好紀氏の講演会が開催されました!

今回の講演会は、東月隈・席田・月隈校区 人権尊重推進協議会様が主催され「学習障害のある不登校児を救った地域の力」というテーマを基に、講義が行われました。

当日は150名程が参加され、大盛況の講演会となりましたので、講演の模様を一部お届けします♪

講師紹介

 

 

 

 

 

 

 

株式会社NewSupport 代表取締役 塩生好紀

小学校1年生途中より学習障害(ディスレクシア)の影響もあり学校生活に違和感を覚え不登校となる。自然と調和したフリースクールやその他様々な大人との出会いで不登校ライフを楽しみ始め、野球とも出会いプロ野球選手の夢を抱き中学より登校を再開。

高校卒業後、専門学校通学、アメリカに短期留学を経験を経て国家資格理学療法士を取得。プロスポーツ選手サポート企業に入社した後、24歳の頃、不登校支援「ジュニアドリームプロジェクト」や企業向け健康支援事業を行うために独立、起業。

スポーツチーム、選手や地域、企業への健康支援を主な事業とした株式会社NewSupportを設立。西日本初の「かかりつけ理学療法士」として看護師や柔道整復師、健康運動指導士らのスタッフとともに健康支援に尽力している。「地域の保健室」をコンセプトにしたカフェ・運動施設・施術所を併設した店舗も運営。

<認定・認可>
①厚生労働省 健康経営優良法人ブライト500
②福岡県 健康づくり優良事業所ゴールド
③全国健康保険協会福岡支部提携企業
④福岡市 地域リハビリ活動支援受託

講演

塩生氏も学習障害があり、5年半不登校だった実体験をもとに語られる講義に、参加された方も聞き入っていました。

学習障害と一口に言っても様々な種類があること、本人が学習障害と気づかないために、周りの方も「苦手」というだけで判断してしまうことなど、学習障害の難しさについても解説がありました。

 

 

 

 

 

 

データを基に小学生、中学生の不登校児の数などもお話がありましたが、実際には数字に反映されず、悩みを打ち明けられない子供たちが多いことも実態としてあるようです。

また、子供自身も悩んではいるけれど、どう悩んでいるのかわからず、うまく親や周りの大人に伝えられないケースもあるとのこと。

そして、親も心配であるが故に「悩みを聞く」「対面で話す」という行為をしてしまいがちで、子どもからするとそれがプレッシャーになってしまう、という言葉がとても印象的でした。

学校へ行きたくない、休みたい、というアクションを起こした子供たちに対して、「寄り添う」というスタンスを大切にしてほしいという言葉に、参加者の方々も頷かれていました。

 

 

 

 

 

 

苦手を克服する、うまくなる、ということも大事だけれど「やりたいことからやっていい」ということが最初のステップになると塩生氏はおっしゃっています。

最後に、こういった不登校に関することは親だけでは難しく、地域で協力し合うことがとても大切であることも説明があり、講演会は終了となりました。

 

 

 

 

 

 

講演中は前後左右の方と意見交換する場面も設けていただき、参加されている方と貴重なお話もすることができました。

大人にも大人のペースがあるように、子どもにも子どものペースがあると、当たり前のようで忘れかけていたことにハッとさせられ、

見守り寄り添いつつ、子どもと接することができたらと、あらためて考えることができた時間となりました。

ご参加いただいた皆さま、講師の塩生さん、本当にありがとうございました!

 

塩生氏への講演やイベント依頼など、ご興味をお持ちの方は、

こちらからぜひ、お問い合わせくださいませ♪

以上、イベントレポートでした!!

 

―*―書籍のご紹介―*―

「学校に行く・行かない」より大切なこととは――?

2020年度、過去最多となる19万人を記録した小中学生の不登校者数。
増え続ける不登校の現実とその背景を知り、子どもたちの未来を救うためのメッセージ。

目次
第1章 学校に行けなくなった小学1年生
第2章 野球との出逢い。夢をみつけた小学5年生
第3章 野球選手になるために復学! 中学校からの再スタート
第4章 順調に過ごした高校時代と全力で走り抜けた専門学校時代
第5章 「生きやすい道」を探して
第6章 事例から考えたい、不登校への対応
第7章 知ってほしい、不登校にまつわるあれこれ

前書きなど
この本は学校に行けなくなった子どもを復学させることを目的とした本ではありません。かといって、「学校なんて行かなくてもいいんだよ」と主張する本でもありません。「学校に行く・行かない」ではなく、「子どもたちがこの先の長い人生を生きていくために必要な力とは何か」について考える一助になれればと思っています。この本を通して、当たり前に学校に行くことができない子どもたちを温かく見守ってくれる大人が一人でも増えることを、心から願っています。(「はじめに」より)

書籍が気になった方はぜひ、お近くの書店やAmazon等でお買い求めください(^^)

 

 

 

 

 

 

 

『やすむ勇気・やすませる勇気 不登校だった僕を救った2つの勇気』

著者:株式会社NewSupport 代表取締役 塩生好紀

定価1,650円(本体1,500円+税10%)

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