先日、六本松 蔦屋書店様にて『繁盛店にはわけがある』出版記念トークショーを開催いたしました!
当日は立ち見の方もいて超満員、学びあり、笑いありのイベント模様を一部お届けします♪
目次
登壇者紹介
とよ唐亭 豊永社長
株式会社喰道楽 代表取締役社長
1970年福岡県糟屋郡出身。
「とよ唐亭」にいきつくまでに、バーの経営、クレープ屋、ミートパイ屋、テイクアウトの焼き鳥屋などの事業を展開するも、閉店を繰り返す。
20代前半から40歳になるまでの約20年間、失敗の連続で、絶望したことも。
それでも諦めず、からあげでの事業で勝負することを決意し、スタートしたのが「博多とよ唐亭」。
100店舗目はニューヨークという目標を掲げ、現在は、福岡を中心に50店舗以上の店舗数を持ち、全国への拡大を目指す。
元祖・もつ鍋楽天地 水谷社長
有限会社楽天地 二代目 代表取締役社長
1970年福岡市博多区出身。
西南学院大学卒業後、1994年4月福岡銀行入行、2004年3月㈲楽天地入社。
2014年から営業本部長として新規出店やプロモーションなど対外的な業務に携わってきた。
2019年3月、同社2代目 代表取締役社長に就任。
福岡県内でもつ鍋店14店舗を運営しており、通信販売にも精力的に力を入れている。
博多一幸舎 吉村社長
株式会社ウインズジャパンホールディングス 代表取締役社長
1976年福岡市出身。
筑紫台高等学校機械科を卒業後、建築会社へ就職。
その後、飲食業に憧れをもち、1998年から餃子店で修業、2000年からラーメン店の店長をつとめる。
そして2004年、入沢前社長含め3人で「一幸舎」を創業し、2005年(有)一幸舎の代表取締役に就任。
2015年から2021年6月までウインズジャパンを離れ、同社の委託業務とプロデュースを担当する吉村商店の社長を経て、現在に至る。
「一幸舎」を国内に17店舗展開、海外に45店舗展開。
飲食業階に興味をもったきっかけ
イベントは、FM福岡パーソナリティ田代奈々さんをMCにお迎えしてのスタート。
まずはお三方が飲食業界に興味をもったきっかけを問いかけたところ、
楽天地 水谷社長
「元々約50年前に父がもつ鍋屋を始めたため、必然的に引き継ぐことになりました。」
興味があったというよりは、お父様の背中を見て、よし自分も!と奮起されたそうです。
一幸舎 吉村社長
「元々は建築の仕事をしながら餃子屋さんで修行をしていて、ラーメン屋をやるとは思っていなかった。」とのこと。
たまたま「ラーメンスタジアム」がオープンする際に、店長として働いてみないか、というお誘いがあって、ラーメンの世界に飛び込まれたそうなんです。
その後、現会長の入沢元氏、その弟である入沢功氏と3人で「博多 一幸舎」を立ち上げられました。
とよ唐亭 豊永社長
「本にも書いていますが…。元々は内装リフォーム業として、お店を作る側としてやってきました。そんな中、こうしてみたらもっと売れるのでは?と、提案してみるのですが、伝わらなかったり、予算の関係で実現しなかったり、というジレンマを感じていました。そこで思い切って、自分でお店をやってみたらどうだろう!?」
と考えたことがきっかけだったそうです。
水谷社長のように初めから決まっていた、ということもあれば、吉村社長や豊永社長のように何かのきっかけを通して始められたりと、三者三様のスタートに、参加者の皆さんも興味深く聞いていました。
過去最大の経営ピンチ
実際にスタートしてみて、本当にこれはもうダメかも、と思ったことについて話は広がっていきます。
一幸舎 吉村社長
「リーマンショックの時が一番大変でした。」
まだ海外進出もしていない頃だったそうです。
それでも、従業員の皆さんやお客様のおかげもあって、現在では国内17店舗、海外に45店舗も拡大できていると、吉村社長は語ります。
楽天地 水谷社長
「狂牛病の時ですかね。」と水谷社長。
それがきっかけで、家業に戻ることを決心されたそうです。
そこを乗り越えられ、今では福岡県内に14店舗も運営されています。
とよ唐亭 豊永社長
「とよ唐亭を立ち上げたときですかね。」
元々自信をもってスタートしたそうですが、思いの外うまくいかず、最初は売れなかったそうなんです。
ですが、1日目に来てくれたお客様が2、3日後にまた来てくれたりと、リピートして下さる方が多いことに気づいたときに確信に変わったとのこと。
そしてお三方とも共通して、「従業員の方々や、お客様みんなに助けられた」ということをおっしゃっていたことが印象的でした。
お互いが思う凄いところ
その後、それぞれの社長が思う、お互いの凄いところを語り合う展開へ。
とよ唐亭 豊永社長
「一幸舎は海外や店舗の展開がうまい!総本店の味が好きだからもっと店舗を増やしてもらえたら!」
と、リクエストもされていました。
楽天地 水谷社長
「一幸舎の海外展開ですかね。」
と、水谷社長も吉村社長の海外展開をあげられていました。
そして「一緒に海外展開もできれば面白いですね」というようなお話しもされていて、今回のイベントがきっかけで新たなお店がオープンするかも!?と思うような場面も!
一幸舎 吉村社長
「とよ唐亭の、人が出せないデッドスペースでできるビジネスモデルが凄い!」
出店費用を抑えつつ拡大していく、という部分に着目されていて、店舗展開に向いていますよね、とお話しされていました。
お互いの良い部分を取り入れたり、事業展開の話題も飛び出すなど、経営者ならではのトークに盛り上がっていました。
質問コーナー
最後に、参加された方からの質問コーナー。
20代男性、個人事業で運動のインストラクターをされている方からの質問をご紹介。
「経営者から学ぶ機会が多く、目標を明確に定めてスタートした方がよい、という経営者もいれば、勢いを大切にスタートして、目の前のことをコツコツやると気づいたら目標を達成している、という2パターンの意見に分かれる気がしている。皆さんはどうお考えですか?」
という質問に対して、
とよ唐亭 豊永社長
「気合いと根性は大好きだから勢いもあるけれど、過去の経験から選択していることが多い。とよ唐亭で言えば5年で100店舗という目標を立ててスタートした。今までの失敗や経験から、事業計画に落とし込むことが大切。」
一幸舎 吉村社長
「気合いや勢いだけでうまくいくものではない。でも、せっかく気合いも勢いもあるのであれば、計画も持ちつつ、展開の規模を決めていくとよいのでは。」
楽天地 水谷社長
「どちらかというと私は、コツコツとやってきてそうなりました、ということが多いけれど…。大成功した人を見ていると、どちらも大切にしている人が多い。」
結論からすると「どちらも大切」であるということ。
そして何よりも、自分の信念を貫いて進んでいってほしい、というメッセージを届けられていました。
成功の価値観は人によって違うけれど、「思い」があるのであれば、勢いよくスタートすることも、計画を立てて目の前のことを積み重ねることも大切であると、3名とも言葉は違えど語られていました。
イベントを終えて
登壇されたお三方、参加者の皆さんの熱気が凄く、大変盛り上がったトークショーとなりました。
終了後のサイン会や撮影会も大変盛り上がり、中にはおなじみの「あのポーズ」で豊永社長と撮影する方も!
そして今回のトークショーには、キリンビール株式会社様、キリンビバレッジ株式会社様の応援もあり、ご参加の皆さまには「キリン グリーンズフリー」、「午後の紅茶」のプレゼントが!
ご参加いただいた皆さま、ご登壇いただいた豊永社長、水谷社長、吉村社長、MCの田代さん
本当にありがとうございました!
豊永社長への講演やイベント依頼などもお待ちしておりますので、
お気軽にお問い合わせくださいませ♪
以上、イベントレポートでした!!
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