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古代史研究家・奥野正男氏がご逝去されました。
古代史研究家・奥野正男氏が2020年6月6日、88歳でご逝去されました。
弊誌『季刊邪馬台国』にて、創刊一周年記念論文の最優秀賞受賞をきっかけに数多くのご寄稿をいただき、2019年12月刊行の創刊40周年記念号(季刊邪馬台国137号)でも40周年記念エッセイを寄せていただいておりました。
また、弊社から出版された著作『神々の汚れた手(2004年毎日出版文化賞受賞・絶版)』では、考古学界だけでなく、一般社会へも衝撃を与えた旧石器捏造事件を通して、「遺跡捏造は歴史の偽造行為である」ということを強く訴えられました。
古代史研究において数々の著作を残され、考古学界に寄与された生前のご功績に敬意と感謝を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。