桜、ななたび 試し読み
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『桜、ななたび 鹿屋海軍特攻基地ーわだつみのふるさとー』好評発売中!!続きはこちらから目次序章 バクの白いマフラー第一章 届かないラジオ第二章 季節はずれのキビダンゴ第三章 時を超えた宴第四章 水のない桜川第五章 わだつみの涙第六章 永遠の一秒終章 水平線に沈む夕日太平洋戦争末期、特攻基地から飛び立った海軍特攻隊員は二、五二六名にもおよぶ。なかでも鹿屋特攻基地は八二九名(四四五機)と、もっとも多くの特攻隊員が出撃した地として、その歴史を伝える役割は大きい。平均年齢わずか二十一歳。彼らは自らの明日を夢見ることなく、平和な日本を夢見てその身を散らした。花びらのように儚い人生ではあったが、それは今も私たちの胸に深く刻まれている――

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