厳選 九州巨樹・巨木巡り 試し読み
21/22

2929立花山は新宮町と久山町と福岡市にまたがる山である。クスノキ原始林は中腹で東南の方向に広がっている。行き方は4コースが考えられる。1つ目は梅岳寺近くの駐車場に停めて直接立花山に登っていくコース。2つ目は下原のバス停から登り、立花山と三日月山の中間に出るコース。3つ目は久山町の大谷というところから、一旦三日月山に登って立花山の方へ行くコース。4つ目は福岡市の三日月山霊園の駐車場(約80台駐車可能)から登っていくコースである。立花山の東側の中腹2㎞が見ものである。樹齢300年以上のクスノキの巨木が約600本ほど集まっている。一番大きなクスノキは樹齢400年ほどではないだろうか。そのクスノキの裏はカゴノキを抱き込んだようになっている。体力に余裕のある人は立花山(367m)、三日月山(272m)の山頂に行くと天気のいい時は博多湾を見渡せ眺めも良い。おすすめである。(石井)❹ 立たち花ばな山やまのクスノキ原げん始し林りん 福岡市、糟屋郡新宮町・久山町樹種:クスノキ(P87) 国指定天然記念物推定樹齢:300年以上樹  高:30m以上胸高周囲:7.85m所在地:福岡市東区、糟屋郡新宮町・久山町北  緯:33°40′48.39″東  経:130°28′16.40″海抜:約251m撮影日:2015.12.17※データは最大の立花山の大クス六所神社立花小▲354035立花山道車動自州九立花山のクスノキ原始林梅岳寺(本田守)

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る