㈱カンサイ 60年のあゆみ
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創業者である忍田楢蔵会長は、大正14年1月1日、奈良県生駒郡郡山町(現・大和郡山市)において生まれました。県立奈良商業高校を卒業後就職するも、兵役により入隊。終戦により復員後、電設資材業界の将来性に着目し、株式会社関西電業社(大阪)にて大きく業績を上げました。その独立を志し、昭和29年3月に福岡市において関西電業株式会社(現・株式会社カンサイを設立。その経営手腕で会社は急成長し、続けて昭和33年12月に三葉電気工業株式会社昭和62年に株式会社アトムを設立、カンサイグループを形成して現在へ続くその発展の基盤を強固なものとしました。創業者・忍田楢蔵会長は、1925年(大正14)1月1日、奈良県生駒郡郡山町(現・大和郡山市)に生まれました。県立奈良商業高校を卒業後就職するも、兵役により入隊。終戦後復員、電設資材業界の将来性に着目し、株式会社関西電業社(大阪)に入社して大きな業績を上げましたが、不運にも同社は倒産。そんないきさつのなか独立を志し、1954年(昭和29)3月、福岡市において関西電業株式会社(現・株式会社カンサイ)を設立。高い経営手腕で会社は急成長し、1958年(昭和33)12月には三葉電機工業株式会社を、1987年(昭和62)には株式会社アトムを設立と、カンサイグループを大きく形成して、現在へ続く発展の基盤を強固なものとしました。61history of sixty years KANSAI(財)全日本電設資材卸業協同組合連合会において挨拶する忍田会長64忍田楢蔵会長は事業経営の拡大だけでなく、福岡、そして九州の電設資材業界の発展にも大きく寄与しました。昭和55年より、独自の展示会「関西フェアー共創展」を毎年開催、一般ユーザーと電気工事会社が共に集う場を提供し、福岡の建築・電設市場の活性化に大きく貢献しました。また、福岡電設資材卸業協同組合において昭和58年4月、法人化後の初代理事長に就任。強いリーダーシップを発揮し、バブル崩に危機に陥った業界の回復に尽力しまし九州電設資材卸業協同組合、その親組合国電設資材卸業協同組合においても業界展に大きく貢献しました。その業績により、忍田会長は2004年10勲五等光雙旭日章を叙勲され、その祝賀は多くのお祝いの言葉が届けられました。

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