14ちょっとしたほめ方の工夫でまわりが思いどおりに動く！◆世界の杉山を育てた 母のコーチング杉山愛さんは日本人選手として初めて「ＷＴＡツアーシングルス」６勝、ダブルスでグランドスラム３勝を含む38勝を挙げた名テニスプレーヤーです。実は今、彼女の母親である杉山芙沙子さんと、ご縁があって一緒にコーチングの勉強をさせていただいています。スポーツとビジネス、分野は異なりますが、それぞれのコーチングには共通する部分もたくさんあり、私にとってとてもいい刺激になっています。2000年、愛さんがまだ25歳の頃のことです。それまではすべてが順風満帆に進んでいた彼女にも、初めてのスランプが訪れました。ダブルスでは世界ランキング1位、シングルスでも30位と好成績だったにも関わらず、彼女の口から初めて「テニスを辞めたい」という言葉が出てきたそうです。それを聞いた芙沙子さんはアメリカに飛び、話し合いの結果、愛さんは、芙沙子さんにコーチとしてチームに入ってほしいとお願いしたそうです。驚くべきは、芙沙子さんはテニス選手としての経験はまったくなかったそうです。それゆえ、外からは見ることの勉強、内からは本での勉強とほかの選手のコーチからどんどん吸収
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