[お試し読み]ホメシカ理論

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21第１章い。たとえば目標の７割しか達成できなかった場合は、結果を承認できません。「目標の７割達成おめでとう」なんて言われたら、承認される側は「バカにしているのか」と思わざるを得ません。そこで大切になるのが事実承認です。これは成長や成果、その「プロセス」を指摘することです。「スタート地点からどれくらいできるようになったか」「どれくらい進んだか」を承認してあげるのです。最もわかりやすいのは、今年入社した新入社員の半年間での成長ぶりを認めることでしょう。「お客様への対応ができるようになったね」「企画書の書き方がわかるようになったね」というような言葉をかけてあげるのです。もしあなたが今までこの言葉自体を知らなかったとしても、おそらくこれまで結果承認と事実承認の両方を使って人をほめてきたことだろうと思います。２種類のほめる場所があることを、私たちは経験として知っているのです。