[お試し読み]ホメシカ理論

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16ちょっとしたほめ方の工夫でまわりが思いどおりに動く！親にも子どもにもストレスが溜まるのであって、大勢に影響のないことに目をつぶると、子どもを叱る理由なんてほとんどなくなってしまうのでしょう。親はつい自分の都合を考えて行動しがちですが、こんな視点で子育てをすると、きっと子どもはのびのび育つと思います。芙沙子さんはこうも話していました。「あまり標準値を置かないほうがいいと思うんです。たとえば、１歳までに歩けないといけないとか、隣の子はそうだったとか。そうではなく、この子の個性を大事にするという意味では、その子の成長のプロセスを楽しむというふうに考えたら、育児がすごく楽で楽しい『楽々』子育てになるんじゃないかなと思います」素晴らしいですね。まさにこの考え方こそが、名プレーヤー、杉山愛を育てた秘訣なのです。松下電器の創業者、松下幸之助さんは「すべての人は自分よりできる人だ、と思うようにしなさい」と言っています。そうすれば腹を立てることもなくなり、尊敬するようになるというのです。そうは言っても「何から始めればいいのかわからない」と思ってしまいますよね。