「福岡東ロータリークラブ40年のあゆみ」
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92て大変助かった。ある物件の不動産鑑定でお世話になったばかりの方である。感謝、感謝であった。次に会長方針の決定とクラブ運営のテーマを考えなければならない。一番大切なのは「親睦」であるということである。お互い仲良くなるのはやはり夜のテーブル会だ。飲みながら自分の殻を破って腹を割り自分の考えを述べ合うことで仲良くなれる。だからテーブル会を増やそうと思った。いつものSAA主催の年4回のテーブル会に加えて出席委員会と会員増強委員会主催のテーブル会を2回増やすようにお願いした。それなりの効果があったと思う。「親睦」に対してもう一つの柱が「奉仕」である。「奉仕」という言葉には廣畑富雄直前ガバナーがいつもおっしゃっていたように私にも違和感がある。だから「サーヴィス」という言葉を使った。「親睦」にしても「サーヴィス」にしても形だけ、うわべだけのものでは駄目。自分の利益のことは二の次にして本当に相手が喜ぶように心から思う気持ちが大切と思い「善意あふれるサーヴィス、心通わす親睦」というテーマを考えだした。このようにして私の会長期間は2006(平成18)年7月から始まった。緊張と不安のスタートだった。何かにすがりたい気持ちから例会の日は亡き母の墓参りをしようと思った。お墓はホテル日航の近くの萬行寺である。母に見守って下さいと祈って毎週の例会に臨んだ。各委員長さん達のご協力のお陰もあって、委員会活動、クラブ運営はスムーズに進行していった。特に事務局の池下さんには、かげながら助けて頂き本当にありがたく思っている。行事の推移はさして例年と変わったところはなかったが、南クラブとの合同例会をこの年で終わりにした。代わりにゴルフと麻雀で南クラブとの対抗戦を企画した。宗像クラブとの夜の飲み会も宗像の西川修幹事と大塚幹事で計画してくれた。このように他のクラブとの親睦も深めることができた。第4グループの会長、幹事の会も谷安行ガバナー補佐を中心に交流を深めていった。2007(平成19)年6月をもって任務終了となった後もこの会は継続され「谷安会」という名前でふた月に一度集まっている。ゴルフ会と飲み会である。大塚幹事が積極的に世話をしてくれている。最近は韓国、中国まで出かけていってゴルフに興じている。ロータリーのお陰で沢山の方々とお知り合いになる事ができた。70歳を過ぎてからも楽しい充実した人生が送られることに心より感謝している。

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