4 ロータリーにおける職業奉仕とは、特別なボランティア活動だけを指すものではありません。私たち一人ひとりが与えられた職業を通じて、日々誠実に働き、関わる人々と地域社会の幸せに貢献する生き方そのものです。「四つのテスト」に照らし、自らの判断や行動を見つめ直す姿勢こそ、職業奉仕の核心ではないでしょうか。 急激な変化と不透明さが増す時代だからこそ、倫理観と公正さに根ざした職業人の姿が、これまで以上に求められています。取引先やお客様、共に働く仲間への敬意、弱い立場の人々へのまなざし、次世代を育てる責任。これらを丁寧に実践していくことが、「超我の奉仕」の具現化であり、ロータリアンらしい職業人の姿だと信じます。 今期、地区職業奉仕委員会では、会員の皆さまの職場での実践例の共有や、職業卓話・職場見学の充実、次世代への職業講話や職業体験の機会づくりなどに取り組んでまいります。それぞれのクラブが、それぞれの地域と職業の持ち味を活かした「わがクラブならではの職業奉仕」を育てていただきたいと願っています。 職業奉仕の出発点は、「今いる場所で、今の仕事を通じて、誰かの役に立とう」と決意することです。大掛かりなプロジェクトである必要はありません。毎日の仕事の中で、もう一歩ていねいに説明する、もう一言相手を思いやる言葉を添える、若い人に自分の経験を伝える。そうした小さな積み重ねが、やがて地域社会の信頼と安心を育む大きな力となっていきます。 一月の職業奉仕月間が、ご自身の仕事の原点を振り返り、「私はこの職業を通じて誰の幸せに貢献しているのか」を考えるきっかけとなれば幸いです。そして、その気づきを日々の実践へとつなげていく一年間を、地区の皆さまと共に歩んでまいりたいと存じます。皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。職業奉仕委員会 委員長榎本 満秀(小倉東RC)ロータリーにおける職業奉仕
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