バドミントンシニアからのチャレンジ 試し読み
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90この調査結果を裏づけるかのように丸の内タニタ食堂で一躍有名になったTANITAによれば運動の重要性とその効果を「生活習慣病の予防」、「筋肉やからだ機能の維持」、「疾病に対する効果」、「精神的な効果」の4点から指摘しています。①生活習慣病の予防スポーツ・運動が疎かになると採取エネルギーが消費エネルギーを上回り、肥満原因となり、糖尿病、高血圧、脂質異常症(血中のコレステロール等が増加する状態を高脂血症といい、高脂血症は動脈硬化の原因となる)といった生活習慣病のリスクが高くなります。②筋肉やからだ機能の維持運動・スポーツをしないと、筋肉機能低下に陥り歩行スピードが落ちる、荷物を持てなくなる、小さな段差でつまずくなど日常生活に支障をきたします。③疾病に対する効果運動・スポーツによる効果は上記①・②だけではなく、加齢に伴う生活機能低下(介護生活になる可能性が高まる)の予防や血行促進により肩こり、冷え症の改善になります。④精神的な効果夢中になって運動・スポーツをした後は爽快感、達成感を味わうことができます。続けることで認知症の低減、不定愁訴(自律神経失調症・身体化障害)の低下、気分転換やストレス解消に役立ちます。5. 運動・スポーツは健康寿命を延伸する1)健康寿命延伸の必要性前節では運動・スポーツの効果を健康(肉体/精神)面から述べましたが、ここでは運動・スポーツが健康寿命延伸に役立つことを述べます。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。平たく言えば「介護を受けず

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