概要
中津、東京、ニューヨーク、そして神戸。
2014年、水島銕也生誕150年を迎えた。
この記念すべき節目に、先生の教育の精神を未来永劫伝えていく。
元治元年中津市に生まれた水島銕也が8歳の時、日本一の教育を受けさせたいという父の熱い思いから一家で中津をあとにする。上京後成長して一度は実業界に出て貿易・為替などの通商交易に携わったが、諸外国との格差や、それを克服するための人材の不足を現場で目の当たりにし、将来日本が先進国になるためには、商業教育によって若い世代を育て、実業界に送り出すことが大事だと考え、教育の場に身をうずめるようになった。
水島銕也の教え子の中で世に知れた人物の一人に、出光興産の創業者、出光佐三がいる。出光興産では、社員がすべて親であり子であるという気持ちで接するという、いわゆる大家族主義を経営理念としたが、これは慈愛に満ちた家族のような温情で生徒に接する水島校長の姿勢に、出光が感銘を受けたことによる。
幕末・明治維新という激動の幼少期、郷里中津にて家族と支えあってきた経験が、教育者・水島銕也の理念を培っていった。
