概要
来たるべき脱炭素社会 ゼロカーボンの実現性について考える
本書の著者は、企業・大学で40年近くエネルギー問題に関わり続け、その過渡期を見つめてきた。時代によって変わりゆく分野の状況に困惑しつつも、その経験を踏まえ、今や世界の目標となっている脱炭素社会について語る。現代文の解説を加え、よりわかりやすくエネルギーと文明の未来を考える一冊。
来たるべき脱炭素社会 ゼロカーボンの実現性について考える
本書の著者は、企業・大学で40年近くエネルギー問題に関わり続け、その過渡期を見つめてきた。時代によって変わりゆく分野の状況に困惑しつつも、その経験を踏まえ、今や世界の目標となっている脱炭素社会について語る。現代文の解説を加え、よりわかりやすくエネルギーと文明の未来を考える一冊。
はじめに
序
1 温暖化問題の事
2 時代の遷移の事
3 脱炭素と化石燃料などの事
4 エネルギー利用の原理・原則の事
5 用語と単位の事
6 燃やす、燃焼の事
7 人類とエネルギーの事
8 世代間倫理とエネルギーの事
9 技術者の現在の事
10 メディアとエネルギーの事
11 薪炭より石炭へ、産業革命の事
12 覧古考新の事
13 アンモニア合成と温暖化問題の事
14 エネルギー問題と経済などの事
15 脱炭素社会考、講話の事
あとがきにかえて
参考文献
「雑説 技術者の脱炭素社会」 自解優游
【前書きなど】
本書はエネルギー・環境問題、また低炭素・脱炭素技術について、今までの経緯と今後について、短くはない期間、企業また大学で本分野に関わってきた技術者としての知見と所感を記したものです。表題「技術者の脱炭素社会」にある「技術者の」には、「技術者にとっての」という意味と、一般の方にも知って頂きたい「技術者がおかれている状況としての」という意味の双方をもたせています。趣旨は最初の序に記した通りですが、「この分野の技術者にとっては当然の内容、常識の類」も多く、通常の文章にするのもためらわれたこと、「その他諸般の状況」を鑑みて、少々窮屈な構成・文体と多くの日常馴染みのない語彙を用いています。普段とは違った感覚で読んで頂き、想いを巡らせるきっかけにして頂ければと期待するところです。
(中略)今、脱炭素社会は世界挙げての目標となり、各所でなされまた今後もなされるであろう広範な議論からすれば、本書に記すところは実にその一斑にすぎませんが、エネルギー、温暖化・気候変動などの環境問題の現在、そして将来を考える上で本書が少しでも参考になれば幸甚に思うところです。