概要
「もうひとつの山笠」は、明治38年に起きた福神流の雷鳴事件をきっかけに、三代にわたり博多の男が夢を追い求めていく姿を描いている。
祭りに賭ける男の生きざまを見せている物語。
年々賑いを見せる博多祗園山笠もかつては風前の灯の時があった。
記憶から失われつつある遠い歴史を今に掘り起こして、新しい祭りのあり方を世に問うた痛快骨太の小説。
「神様が降ってきたぁ」は、長い伝統のしきたりや重みと現実の当番町の運営の狭間で、閉塞感に陥っている今の祭りの姿を鋭く切り捨てている。
本来の祭りの原点に戻り、伝統を守りながらも真に楽しく愉快になれるにはどうすれば良いのかを強く訴えた反骨の小説。