邪馬台国123号サンプル
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9銅鐸を中心とする青銅器の銅原料には、時代とともに一定の方向に変化する強い傾向がみられる●ここから、青銅器の製作年代を推定できる●              安やす本もと美び典てん ●総力特集● 「新・古代年代推定法=鉛同位体比」の研究庄内式ごろ以前の青銅器の原料を、銅鐸を中心にみていくと、ほとんど法則的といってもよいほどの、はっきりとした傾向性がみとめられる。この傾向性をもとにすれば、銅鐸や諸青銅器の「年代」を推定することができる。はじめに国立歴史民俗博物館の館長であった考古学者の佐原真は、銅鐸を鈕ちゅう(上部の縄などを通す部分)の形式によって、つぎのようにわけた。⑴ 菱りょう環かん鈕ちゅう式しき

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