㈱カンサイ 60年のあゆみ
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93history of sixty years KANSAIカンサイの創生と発展それは背広なし地下足袋営業から始まったういう問題も発生するかもしれないけど、やっぱり、あなたの後の灘君、ようやってるよ。あれは、そういう気配りのできる男だと、私は思っているんですよ。仕事もできる。しかしね、確かにあなたが言われるような、うちだったら、まだ、この前も取締役呼んで、晩飯を一緒にした。一人ひとりにね、でもそんなことができる組織ではないのです。うちはまだ、取締に、カニ食わしたるとか言って呼んで、そうすることによって、中間管理職の意識を持ってもらって、下のほうを頼むよと。確かに、そういう手もあるけど、人材は、私は、灘君というのを、いろんな目で、別に注視して見ていたわけじゃないけど、あれはなかなか、仕事もでき、そういう配慮ができる男だと思っています。カンサイは昔から、10人入っても、2年たったら3人しか残らん(笑)。でも、やっぱり、前の会社の時もそう思ったけれど、それが長所であり欠点でもある。司会 皆さまに、今日、いろいろな歴史から将来に向けてお話いただきましたが、社長、最後に結びということで、今後のカンサイの未来について、ご意見を、事業計画を含めて、お話をいただければと思います。社長 今日は、忙しいなかお集まりいただき、本当にありがとうございました。久々に昔話を聞かせていただき、また、皆さんのご健全な様子を確認することができて安心いたしました。僕もここまでやるつもりはなかったんですけど、いろいろ人との出会いとか、本当に、これは自分がやるとかやらんとかいうより、いろんな人の出会いの中で、いろんな話が持ち込まれた中で、自分らの業界に関わるものだったら、僕が引き継いだときからやってやろうと構想していました。いずれは、電気の材料屋だけでなくて、やはり設備全体のアドバイザーとなるべく、材料屋、同じ建物をやるんですから、電機も、ガスも手がけられるようなグループ企業を思い描くこの頃です。水はまだ手がけていませんが、ガスはこのほど西部ガス様とガス機器の特約店契約もし、今度の展示会には西部ガス様も出てきてくれます。カンサイといえば、ほとんどのところがまとめられるというような形になってきつつあります。しかし、私1人でこれをやる気は一切ありません。それぞれ、分社化を進め、各会社に社長を置いて、その会社の社長を中心に頑張ってもらうように考えています。もちろん、登記上は私が代表権を持っていますから、もしそこで何かあったら、当然、私に掛かってきますので、その最終決済は私がしますけれど、そういった意味では、カンサイのほうも非常に組織が大きくなりました。そこで、グループの組織はできるだけ細分化して、社長を作っていこうと思っています。うちに入った以上は、1回は社長に、みんななってもらいたい。そんなつもりで、あるコンサル会社と話を進めて、ホールディング会社を2014年中に作ろうと。60周年式典のときに、皆さんにお披露目しようと考えています。そして、カンサイの主体を、どういう区分けにするか分かりません。カンサイの南九州社を最初から別会社にしていますけれど、中九州社にするのか、西九州社にするのか、わかりません

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