㈱カンサイ 60年のあゆみ
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60周年。企業紹介の次に、コーポレートカラーで情熱を表す黄色のカンサイオリジナルユニフォームを着た子供たちがキャラクターと一緒に選手を出迎え、エールを送った。次に、カンサイの女性社員2人が花束を贈呈し、試合に花を添えた。そして、いよいよ試合開始前セレモニーの目玉、始球式が行なわれた。この時、ピッチャーマウンドに上がったのは、カンサイの忍田勉社長だった。忍田社長の一投により、試合開始が宣言され、ホークス対ヤクルトの戦いが始まった。大役を果たした忍田社長には、球場内から大きな拍手が送られ、セレモニーは終了した。セレモニーの様子は、球場内のバックスクリーンに設置されている特大ビジョンにも映し出され、盛大に執り行なわれた。こうしてカンサイが冠スポンサーを務める試合が始まったのだが、広い球場内にひときわ目立つ一角があった。三塁側スタンドからホークスに声援を送る黄色い集団だ。カンサイの設立60周年の感謝祭にカンサイが招待した取引先や仕入先・メーカー・社員などで、その数1,200名を数えた。このカンサイ応援団が黄色いカンサイオリジナルユニフォームを着てスタンドをカンサイカラーに染めホークスを応援しているのである。選手にとっても、心強い集団となったであろう。この日の試合は、初回から2点を先行され、ホークスにとっては苦しい戦いを強いられたが、粘りを見せ同点に追いつき、延長の末に引き分けとなった。

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