40周年と30周年

梓のつぶやき

みなさんこんにちは。前田です。

平成の記憶も、年末の記憶も、あっという間に彼方に飛んでいってしまった気がする今日この頃ですが、昨年末に大変うれしく記念すべきできごとがありました。

弊社が発刊している、古代史の総合雑誌『季刊 邪馬台国』が、おかげさまで、めでたく40周年記念を迎えることができたのです。

1979年創刊の『季刊 邪馬台国』40周年記念号

記念すべき本号を発刊できたのも、諸先輩方の情熱とたゆまぬ研究、全国の古代史ファンの方々の存在、そして愛読してくださっている読者の皆様の応援があってこその賜物だと、痛感しております。
本当にありがとうございます。

これからも、古代史の魅力を伝えていきつつ、考古学の発展にも寄与できるような、プロとアマチュアをつなぐ架け橋として発刊を鋭意続けて参りたいと思っておりますので、どうぞ変わらぬご愛顧と応援をよろしくお願い申し上げます。

さて、そんなわけで『季刊 邪馬台国』はめでたく40周年を迎えることができましたが、古代史界をゆるがした「あの」できごとも30周年を迎えております。

それは……

「吉野ヶ里遺跡」の史跡指定!

吉野ヶ里遺跡史跡指定30周年記念特別展

30年の発掘・調査・報道の歴史をたどると、吉野ヶ里遺跡の発掘がいかにセンセーショナルだったか、そして発掘調査の歴史から、「古代の日本」像がだんだんと更新されていく様が見て取れます。

展示は2/16までなので、まだの方はぜひ。とってもオススメの展示会です。

そして、2/8にはシンポジウムも開催予定なので、こちらもどうぞご参加くださいませ!

吉野ヶ里遺跡史跡指定30年記念シンポジウム

 

吉野ヶ里遺跡史跡指定30周年記念特別展
「吉野ヶ里遺跡-軌跡と未来-」

会期 2020年1月1日(水曜日・祝日)~2月16日(日曜日)
会場 佐賀県立美術館(〒840-0041 佐賀市城内1-15-23)
観覧料 大人500円、前売・団体(大人20名以上)300円
※高校生以下及び障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料

展示構成

今回の展覧会では、以下のテーマに沿って吉野ヶ里約100年の歩みを遺跡から発見された出土品だけでなく、当時の報道資料や発掘風景の写真などを利用し、より分かりやすく紹介します。
【展示テーマ】

I 吉野ヶ里前史
II 工業団地造成と吉野ヶ里遺跡
III 吉野ヶ里フィーバーと遺跡保存
IV 進む発掘調査と公園整備
V 吉野ヶ里遺跡の軌跡と未来

詳細はコチラから

『季刊 邪馬台国』137号

【目次】
記念グラビア 表紙で振り返る「季刊邪馬台国」の歴史

■総力特集【邪馬台国論争最前線】
・邪馬台国の条件を探る/高島忠平
・邪馬台国時代、吉備と出雲連合は大和に新王権を樹立したか/石野博信
・弥生時代王権論/柳田康雄
・邪馬台国論争の経緯と展望/原田実
・邪馬台国は見えてきたか?「平成」の発掘回顧/編集部
・ご当地「邪馬台国」論争―諸説紛々、卑弥呼もいろいろ/編集部

最新の「邪馬台国」情報が満載!
『季刊邪馬台国』は今号(137号)で刊行から40年を迎えることとなりました。その間、様々なエポック的な発掘、発見、研究がなされてきましたが、いまだ邪馬台国論争に終止符は打たれておりません。今号では、創刊40周年を記念し、多数の方々より記念寄稿を賜るとともに、邪馬台国論争の総まとめとして、各地の邪馬台国論、そして九州説・畿内説の今をお伝えしています。

購入はコチラから

タイトルとURLをコピーしました